
ここ最近、イタリア旅行を楽しまれたお客様が何組も、
旅の思い出話をしてくださって思ったこと。
私たち、イタリアンレストランだったんだ・・・?!
カテゴリーとしてのイタリアン。
法律でも条令でもないので、
その枠は提供する側も、受ける側も、
それぞれの経験値や価値観で異なりますね。
イタリア旅行帰りのお客様からよく言われることは、
「 私たちの中でのイタリア料理は、マーノ・エ・マーノの味なの。」
嬉しいやら、恥ずかしいやら。
シェフも私もイタリア旅行で食べ歩いたことがあるくらいで、
イタリアで修行したことも、
イタリア人の下で働いたこともありません。
ただ、若い頃は切り詰めながらも、
専門書や雑誌を買い、レストランに実際に行き食べました。
今のようにインターネットのない時代ですから、
情報を得るだけでお金もかかりました。
そんな中で、自分たちなりに決めているルールは、
調味料で和のもの、醤油や味噌を使わないということくらいで。
イタリアンレストランを名乗っていますが、
もしも?!こんなカテゴリーがあれば?!
“自分たちが美味しいと思うものを食べていただく店 ”
に登録したいくらいです。
お店を始めて、イタリアにも行っていないし、勉強不足。
でも、イタリアらしさを追求するより、
ここからは私たちらしさを求めている気がします。
お客様が、
「 イタリアでお魚料理頼んだら、
尾頭付きが出てきて、付け合せの野菜も別に注文するんだね~。」
そうなんです、
うちのシェフは食べやすく魚を下ろし、
ウロコもひいて、骨もピンセットで取り除きます。
そして旬の野菜もたっぷり付けて。
上の写真は、
イサキのグリル、ほんのり温かいトマトとフレッシュバジルのソース。
皮目をこんがりパリパリ、身はふんわり。
付け合せの野菜も、まず下茹でしてから、
自家製鶏ガラスープに上質の無塩バターを加えたスープで
さっと温めて盛り付けています。
味のバランス、食感、温度、大切です。
そしてこういうこだわり、
たぶんイタリアっぽくありません。
初めてイタリアへ行かれるお客様~!
うちはイタリアっぽくないイタリアン・・・なのです^^;
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